久しぶりの投稿。そして、久しぶりの機材のお話。
先日、近所の小さなカメラ店でAi Nikkor 50mm F1.4Sを購入。
製造開始が1981年のこのレンズ。
2021年まで40年間、コーディングや一部材質を変えつつ基本を堅持したままに作られてきたNikonを代表する銘玉。
中古市場でも球数が多いです。
私にとって思い出深い反面、何度も買っては売りを繰り返してきたレンズ。
(申し訳ない…)
購入する度、なるべく新しいものを探してきました。
特にスーパーインテグレッドコーティングが施された玉。
まぁ、節穴の私には顕著な違いを感じることはできませんでしたが(笑)
でも、今回は4つ条件で捜索。
①私と生まれが同じ年ぐらい。
②状態はなるべく良いもの。
③未分解(プロでない方の分解形跡がないもの)。
④できれば安価(よほどの球でない限り4万を超えるのはつらい。F1.2が買えます)
①私と同じ年ぐらい。
製造年を推測するのが素人の私には難しかった(汗)
ボディならば製造年月が入ってたりするものもありますが、レンズはシリアルナンバーのみ。
試行錯誤している中、偶然、ネットで83年に買ったとされるレンズの写真があり、この数字に近いなら近似値だと狙いを定め探しました。
②状態はなるべく良いもの。
狙いが初期の方なのでボロボロな個体ばかり。途方に暮れました。
③未分解(プロでない方の分解形跡がないもの)
加えて、分解して綺麗しているもののありましたが、できれば一度も手を入っていないものが良い。どうせ手を入れるなら専門店かNikonでバラしてほしい。
そんなある日、立ち寄った個人商店さん。
ディスプレイに綺麗な個体。
どうせ若い球だろうと見せてもらうと、シリアルを見せていただくと概ね近似値!
しかも、レンズ内部もヘリコイドも状態が良い。
値段も予算を下回っている。
「これしかない。」鳥肌が立ちました。
やっと会えたね~(涙)
開放での滲むような描写。
現代レンズには無い、ある種、写真らしい佇まい。
珍しいフードも手に入れることができ、それがドンピシャでこのレンズとDfに合うんです。(逆付けも可)
いい買い物でした。
ここからはとりとめのない、ちょこっと作例。
末永く!!