ばぁちゃんへ。

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今日のエントリーは独り言…いや、備忘録です。

 

昨日、祖母の葬儀に参列しました。

かれこれ10年以上も会っていなかった、ばぁちゃん。

ばぁちゃんの田舎なまりは強烈で、父を経由しないとろくに意思の疎通がとれないことも私の中では大きな壁となってしまい、いつの間にか『今度会いにいくよ。』がきまり文句に。

ほんと情けない限りです。

そんなばぁちゃんとは私が小学生のころ事情があって父と私と3人で暮らした時期がありました。

意思疎通は取れないし、その割いろいろ聞いてくるし、子どもながらにちょっと面倒だなと思うところもありましたがご飯が好きなものばかりだったような記憶があります。

 

そんな私もすくすく育ち、社会人になり、家庭を持ち、ばぁちゃん家はさらに遠ざかっていきました。

ここ数年、ばぁちゃんの様子は伝え聞きばかり。

調子が悪いのは聞いていましたので、会いにいかねばと頭のどこかにありましたが…

 

そして、今週火曜の夜。ばぁちゃんが亡くなった。と父からの電話。

『え?』としか言葉が出ませんでした。

もう驚きで頭がいっぱい。

それから2日後、気持ちの整理もつかぬまま、葬儀。

ばぁちゃんの顔を見てもなんだか実感が湧かず、親族席で神妙な顔をしていましたが、涙も悲しさも出てきませんでした。

どこかで「このまま他人事のように終わるのかな」と思っていました。

 

でも、ひとの心はわからないですね。自分のことでさえも(笑)

火葬場の扉が閉まる最後の瞬間、何か堰を切ったように涙が出ました。

もう本当に会えないんだと、やっと心に届いたんでしょうね。

 

いろいろ話したかったし、嫁さん、ひ孫にも会わせてやりたかった。

たくさん後悔であふれました。

けど、最後に残ったのは感謝。

振り返ってみると、ひとつも怒られた記憶がありません。

本当にやさしいばぁちゃんでした。

 

今ごろきっと天国でじいちゃんと仲良くやってるかな?

生前同様、やさしく見守ってくれるとありがたいです。

ばぁちゃん、ありがとう。

私もしっかり家族を守れるようがんばります。