Fujifilm X100V レビュー。

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新型を導入いたしました。

今年のはじめ。

モデルチェンジしても買わないと固く心に決め、X100Fを購入したのです。

ところがどっこい。

フォトヨドバシでのレビューで打ち抜かれてしまいました…

いつもPYは全力で背中を押してきます。困りますねぇ(笑)

到着して間もないのですが、誰かの後押しになればと思い、Fと比較しつつ簡易レビュー。

素人目線ですので、いろいろとご容赦を。

なんとなく価格.com的な書き方で。

【外観】

重量はほぼFと同じ。グリップも持った感じはさほど変化を感じませんでした。

天面にアルミ素材を採用し明るいシルバーになりました。

好き嫌いが分かれると思いますが、正直、私はFの色味が好きです。

ちょっとライトすぎたかなぁ。

しかし、Leicaっぽいと言われればそうなのか…?

所有したことがないので分かりません。

造形的な変更点で大きく違うのは3つ。

前面…

○ファインダーの切り替えスイッチが小型化&ちょっと移動。

 カタログで見ると違和感がありましたが、実物は案外、変化を感じません。

背面…

○十字ボタン削除。

 デザイン的にはすっきりしました。機能的には…

○丸窓化

 待ち焦がれていました。丸窓。これだけでもVを買う価値があります。

 それと接眼部がゴム素材から堅いサラサラ素材(プラスチック?)に変わりました。

 ホコリがつきにくくなり、大歓迎です。

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トータル的にはキープコンセプトながら、一皮むけた印象が強いです。

たぶん、X100シリーズを知らない人からするとF⇒Vの変化に気づきません。

(こっそり買い替えやすい!!)

こちらはF。

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【画質】

今回、初代から4代目まで据え置きだったレンズに手が入りました。

センサーの更新も相まって、解像感アップ。

はっきりと体感できます。現代レンズらしく気持ちの良い画が出ます。

それとトレードオフとなったのは、近接の描写。

Fまでのオールドレンズ的なそれとはちょっと別物になりました。

名残惜しいところでもあります。あのフワリとした描写が好きでしたので…

けれど、新型は、はっきりとした解像感の中にも柔らかさのある描写ですので、F同様に癖になる描写ですよ。

(両方持ちも良いですね(笑))

それと、フィルムシミュ―ションにエテルナとクラシックネガが加わりました。

とくにクラシックネガは、すごくいい仕上がり。

私は最近、クラシックネガを少しチューニングしたものばかり使っています。

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【操作性】

無印からFまで使っていれば、あまり違和感はありません。

背面の十字キーの削除を除いて。

十字キーにいろいろ割り当てが可能でしたので、正直これは残してもよかったかなと。

その代わりタッチパネルとなった背面ディスプレイでいろいろと割り当て可能なので、単なる改悪というわけでもありません。

十字キーに割り当てていた機能も使い切っていたかと言えば、そうでもないし、慣れれば、こんなもんかなと思います。

あと、ISOのダイヤルが使いやすくなりました。

私はあまりここをいじらないので…割愛。

【機能】

◎AF…

 TからFの時もAFが良くなったなぁと思いましたが、それとは別次元に良いです。

 スッとフォーカスが来る。まさにそんな感じ。かなり迷いが少なくなりました。

 また、低輝度のAFが強くなったので、室内でも結構な安心感があります。

 そして、顔&瞳AFはかなりの進化。

 これを使って家族(子ども)を撮ることが多いのですが、かなり捉えてくれます。

 格段に良くなってますね。

◎ファインダー

 ファインダー周りはやっとProシリーズと並びました。

 大幅な画素数アップ(369万ドット)によりとても鮮明&スムーズです。

 相変わらずEVFと背面ディスプレイの明るさに差がありますが、だいぶマシかと。

 これはEVFを持っているすべてのカメラに言える気がします。

◎背面ディスプレイ

 チルト機能がつきました。無いならないでいいと割り切っていましたが…

 使ってみると便利この上ない。

 デザインの関係で可動域が少し狭い(下方向に)気がしますが、必要十分です。

 花なんかを撮ることが多い方はかなり恩恵が大きいかと。

◎デジタルテレコン

 旧機でもありましたが、X100シリーズはフルサイズ換算35mm。

 それを理論上、画素数を落とさずにクロップする機能があります。

 35mm(ベース)→50mm→70mm

 案外使えます。画質の劣化もかなり少ない。

 こちらがこれが70mmのデジタルテレコンだったと思います…記憶が正しければ(笑)

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◎防塵防滴

忘れてはならないこの機能。

装備せねばならないパーツもありますが、スナップシューターには必須の性能と思います。

多少の雨なら、全然気ににすることなく持ち出せます。

【作例】

さて、クラシックネガの写真ばかりですが、参考までに作例を。

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【総評】

今回のモデルチェンジで大幅に価格が上がりました。

しかし、機能もそれに合わせるように大幅に引き上げられています。

Fまでの伝統を引き継ぎつつ、新しい機能も惜しみなく投入してるX100V。

いわばレンズ固定のX-Pro3。

がっちり作品をつくる方でもOK。

ちょっと高画質を求めるファミリーユースでもOK。

無印、S、T、Fを持っている方も、初めて買う方も満足できる機体と思います。

あとは色をシルバーにするか、ブラックにするか。で迷うだけです(笑)

また、使い込んでいくうちにレビューを追加していきたいと思います。

ひとまず、初期レビューはこんな感じです。